ファン向けの凝った追加シナリオ集
PCゲーム批評 「Doom 2」

Last update: 2007.09.21 / First Edition: 2007.03.20
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*:PC版に関する批評である



●前作以上のカオスっぷり

思うにidの社員というのは、煽られれば煽られるほど燃え上がるマゾの集まりなのだろう。Wolfenstein 3Dでは犬を殺すゲームとして動物愛護団体に批難されたidだったが、やつらは何の反省もなくDoomという殺戮ゲームを発売した。これも大層な批判を浴びて物議を醸したが、そのさらに1年後に発売された本作は、まさしくidゲーの最終形態と呼ぶに相応しいカオスゲームと化していたのだ。

何しろ敵の数が異常に多い。前作の比ではない。同じ難易度でプレイしても、軽く5倍以上の敵が出現するだろう。近づくとモンスターが多過ぎて先が見えなくなってしまうほどだ。そしてプレイヤーにはその恐るべき数のモンスターを駆逐するために、さらに強力な武器と大量の弾薬が与えられる。特筆すべきはDouble Burrel Shotgunの存在である。FPSの人気武器ランキングで必ず上位にランクインするこの武器は、至近距離で発射すると5,6匹の敵を一斉に倒すことができるのでとてもきもちよい。

前作では少なめだったロケットランチャーの弾なども大量に手に入る。要するにモンスターと武器を沢山あげるから、いっぱい殺してくださいよというゲームなのである。ただし敵の数があまりにも多いため、難易度は前作よりさらに高い。敵にも誘導ミサイルを放つRevenant、死んだモンスターを復活させるArch-Vileなどの悪名高いキャラクターが出現し、さらに激化した戦いを楽しめる。全体的に前作クリア者向けの派手で高難易度なアドオンという印象。

レベルは前作のように章ごとに分割されているのではなく、全30(シークレットを入れると32)レベルを一つのエピソードとしてまとめてプレイすることになる。設定は侵略された地球で戦うというものなのだが、ハッキリ言って見た目は火星だろうが地球だろうが変化ない。序盤の数レベルこそオーソドックスな作りになっているものの、それ以降は前作を遊びこんだファン向けと言える、かなり凝ったデザインになっている。部屋に入るといきなり大量のモンスターが同士討ちを始めるステージ、最初は何もないが次々敵がワープしてくるステージ、など様々な仕掛けが施されたステージが登場し、よくこれだけアイディアが尽きないなと感心する。それらは単に奇を衒っただけでなく、アクションゲームとしても十分に攻略性が高く面白い内容にまとまっているから、その点はさすがプロ中のプロといったところ。最新テクノロジーを持ちながら単調なFPSしか作れないどっかのデベロッパには見習ってもらいたい。


●シークレットを見つけないと先に進めない一部の異常な謎解き

Doom 2は間違いなくレベルデザインの面白さで楽しませるゲームである。基本システムやグラフィックなどがほとんど変わっていない拡張パック的内容であるにも関わらず、ここまで面白いものはそうはない。ただし複雑化するあまり、謎解きまで難解になっているのはよろしくない。全体的にマップは巨大化・迷路化している傾向にあるが、それ以外にも隠し通路(シークレット)を見つけないとクリアできないステージがあるのには閉口した。世界中のどこに、壁に向かってパンチをし続けないとクリアできないアクションゲームが存在するというのか。あくまで頭を捻ればクリアできる程度に留めておくべきだろう。


●初代Doomをクリアしてからどうぞ

既に書いたが、奇抜なデザインを楽しむにはオーソドックスなDoomをクリアした経験があった方がいいだろう。そして前作を楽しめたのなら、このDoom 2も楽しめるに違いない(まあ現在購入するならCollecter's Edtionで勝手に同時入手できるんだが)。個人的には初代より2の方が気に入っている。Doomシリーズは全てオールタイムベストな名作だと言えるだろう。


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●動作環境

必要動作環境 推奨動作環境
OS Windows 95/98/ME/2000/XP -
CPU i486 50MHz -
RAM 8MB (64MB for XP) -

※:既にDOS版は手に入らないと思うので、DOOM 95を動かす際の動作環境を記した

DOOM 95を動作させる場合、意外にもWindows XPであってもすんなり動作させられることが多いが、そのままだとマウスが使用できないので、現在はZDOOMなどを利用するのが一般的となっている。


●入手状況

現在はDOOM, DOOM 2, Final DOOM(2のアドオン)の3作を一まとめにした「DOOM Collector's Edition」による入手が一般的となる。またこれらはDOOM 95といって、Windows上で簡単に動作させられるようになっている。プレイする際はZDOOMなどを導入し、グラフィックを強化したりマウスによる操作を可能にしておくことを勧める。

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