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潜入マニュアル

敵兵対策
■敵兵
敵兵の警備する場所に潜入する以上、君は敵兵に対してなんらかの対処をしながら潜入しなければならない。二つの選択肢がある。殺しながら進むか、殺さずに進むかである。当然道徳的に見ても作戦から見ても、死者は少なければ少ないほどいいし、クリア後の評価も高くなる。しかし厄介な敵は殺した方が潜入しやすくなるし、いっそのこと皆殺しにしてしまえば敵兵の警備に怯える心配もなくなるのは事実だ。君はリスクとリターン、そして己の名誉を天秤にかけながら、それらの判断を慎重に行う必要がある。


■暗殺して進む
敵を完全に無力化したい場合は殺してしまえばいい。身に降りかかる火の粉は振り払うべき、そう思わないか?敵兵を暗殺する方法は主に2種類ある。即ち遠距離から銃殺するか、近距離で首を切断(骨折)するかだ。近距離の殺害は確実性がある反面、接近に危険が伴う。逆に遠距離からの射撃は接近するリスクがない分、外したときの叫び声や仕留めそこなったときのリスクなどが存在する。リスクとリターンの問題だが、射撃の腕に自身のある人以外はなるべく接近してしとめた方がいいだろう。簡単だし、弾の消費もないのだ。背後から接近するにはストーキングを使い、CQCからの首切り(○ボタン強押し)で音もなく殺害できる。死体の処理の問題があるが、草むらに隠すか気付いた敵も殺してしまえばいい。


■暗殺せずに進む
潜入任務といえど相手は人間だ。無闇に敵を殺し、虐殺しながら進むのは非効率的であり、ただの殺人鬼なのである。やはり任務のあとのバカンスで枕を高くして眠るには平和主義が一番だ。殺さずに進むには麻酔銃が定番であると同時に最も強力だろう。極論から言えば、敵を全員眠らせていくだけでいい。解説も糞もない力技だ。しかし真のMGSファンは、いつまでも麻酔銃に頼っていてはいけないのだ。麻酔銃のなかったMGS1での、無殺人プレイの緊張感よ。少しずつでいいから、眠らせる敵を減らしてプレイしよう。きっと違った世界が見えるはずである。これは奥の深い問題なので、次から詳しく解説することにしよう。

麻酔銃に頼らないために
■己を知る
突然だが、君はスネークが使えるアクションとその特性を全て把握できているだろうか?多分100人のプレイヤーがいたら90人のプレイヤーが把握できていないだろう。私はMGSシリーズを累計で軽く100回以上はクリアしているが、それでも完全に知り尽くしているかどうかは分からない。いや、こんな広大なDVDの世界を知り尽くすなどありえないともいえる。しかし麻酔銃という最終兵器を使わずに潜入するためには、自分の能力は出来る限り詳しく知っておかなければならない。

例えば連続エルードを駆使すればポニゾヴィエ倉庫のような階差があるところを一気に移動できるとか、壁を叩いた後エルードしながら入れ替わるとか、それぞれの動作の特性をしっていても、使い方まで発展させている人は少ない。つまりこれは知識と知恵の差である。知識は、持っているだけでは役に立たないのだ。そしてアクションの使い方を1つ1つを発見・理解するごとに、君は「こんなことができたのか」と感心するに違いない。先入観や狭い視野にとらわれず、色々なアクションを試しながらゲームをプレイしてみることだ。適当にやるよりはるかに楽しく、また君の知識を豊かなものにしてくれるはずである。アドバイスをすると、エルードやダンボールの利用法、そして音を駆使した様々なテクニックというのは単純なようで奥が深い。あまり深くは考えずに、遊びながら兵士がどういうリアクションや反応を示すのか観察しよう。


■敵を知る
孫子にもあるように、敵を知り己を知れば百戦して危うからず。その場でできる全ての選択肢が見えるようになってくるはずである。まず敵を知る基本として、自分が遊ぶ難易度での大体の視界は把握しておいたほうがいい。しかしカムフラージュシステムのためこの作業は複雑化しているので、立ち、しゃがみ、ホフクでどれだけ見つかりやすいかを感覚的に身に付けるだけでも十分だろう。次に敵が各行動に対して示すリアクション。音を一回鳴らすとゆっくり歩いてくるだけだが、3回聞かせると走って調べにくる。警戒状態の敵は普段より周囲を警戒しながら歩いてくる(特に山猫部隊)等など。敵が起こすリアクションを完全に理解すれば、操り人形のように敵の動きを制御することが可能となるだろう。


■応用例
自らの能力と敵の動きを把握すれば怖いものはないはずだ。もはや敵は生ける人形なり。例えば屋内で、非常にうざったい敵がいるとする。君が手に雑誌を持っているのならその場に置き、壁を叩いてみよう。すると愚かな敵兵は何の警戒もなくやってきて、そこにある雑誌に釘付けとなるだろう。例えばジャングルで一瞬姿を見られ、敵がやってきたとする。しかし反対方向に食糧を投げ音を立てれば、敵は「最後に起きた異常を優先する」という性質を持つため、あっさり反対側へ行ってしまうのである。このように、MGSはゲーム内でできることを把握すれば色々な応用を利かせることが出来るのだ。

潜入ルートを構築する
■潜入ルートの組み立て方
完璧な潜入の第一歩は、緻密で隙のない計画を立てることから始まる。まず攻略したいエリアを完全に把握しよう。敵兵の数、巡回ルート、そして遮蔽物などだ。今作のレーダーはあまりアテにならないので、双眼鏡や主観での観察が必要になる。調べていると「ここは隙なんじゃないか?」とか「この敵兵が厄介だ」といったことから大体の潜入ルートを掴めるだろう。MGSではこういう計画を立てるのが実に楽しい。突破ルートを考えて、いけると思ったら躊躇うことなく試してみよう。多分、見つかる。しかし落ち込むことはない。ノープロブレムだ。最初から完璧な攻略ルートが見つかることは少ない(特にHard,Extremeの場合は)。一度仮死薬を飲んだりしてコンティニューしてから、なぜ発見されたのかを考えてみること。例えば敵兵の背後をすり抜けたのに別の敵に発見されたのなら、もう1人の敵兵をどうにかしたり潜入ルートを変えればいい。トライ&エラーで何度も繰り返すうちに、段々と完璧な潜入ルートが見えてくるはずだ。ノーマルで制覇したのなら次はHARD,EXTREMEと難易度を上げてみよう。敵兵の数が増える上視界が格段に広くなるため、難易度は跳ね上がる。以前の攻略法が全く通じないこともある。特にEXTREMEで麻酔銃なしというのは初、中級者には厳しいはずだ。


■潜入技
潜入に役立つ技を厳選して紹介しよう。まずCQCからの直投げ。これはパンチなどで気絶させたときより長い気絶時間になるという特徴をもっている。前作では気絶というのは本当に一時凌ぎにしかならなかったが、今回は有力な潜入手段だ。次にロリーングホフク。ホフク状態だとカムフラージュ率が上がる今作では、前作以上に重要である。敵の監視をギリギリで潜り抜けるときなどには重宝するだろう。そして私が何度も強調している音。どうしても切り崩せないエリアが、実は壁叩き1つで攻略できてしまった…なんていうこともあるはず。そうでなくとも、音をたてれば難易度が下がる場面は多い。鳩罠のように食糧を次々と投げて寂れた場所までおびき寄せ、こっそり気絶させる…なんていうのも面白いだろう。音でおびき寄せられない敵には、カムフラージュ率を調整してわざと見つかる手もある。調べにくる途中にすれ違えば接触せず進めるのだ。

このほかにも細かいテクニックは沢山あるが、各自で研究してみて欲しい。自分で考えてこそ身につくものだ。どうしても切り崩せない場所があったら、私の書いた制限付き攻略が参考になるだろう。難易度EXTREMEで様々な制限を課しつつ潜入する方法を、誰でも実践できるように書いたつもりだ。最後になるが、この制限攻略を終えたとしてもそれはMGS3の終わりを意味しない。どんな困難な制約を課しても、人間の頭脳と意地で切り崩せないものは存在しないのだ。諸君には終わりなきMGSの境地を追求してもらいたい。



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