Cat-Life デモ版
(Half-Life Mod)
Last Updated: 2009.12.22 / First Edition: 2009.12.22
公式サイト
ダウンロード:
Mod DB
久々にHalf-Life 1の新作Mod(のデモ版)がリリースされたので紹介しておく。このCat-LifeというModは、その名の通り猫の視点からBlack
Mesaの事件を体験するという内容である。出現モンスターや周りの環境はHalf-Life 1そのものだが、プレイヤーは猫であるために引っ掻き、噛み付き、特殊なジャンプくらいしか使えず、その状態で敵と戦い、マップのパズルを解いて先に進まなければならない。完成版は全6章で30レベル以上のボリュームになる予定らしく、用意されているレベルは全てカスタムレベルである。
このModプロジェクトは5年以上前から水面下で進められていたようだが、HL2自体の延期など様々な障害があったために、現在では珍しいGold Source
Engineを使用したModとなった。ただ頓挫していた期間が長かったためか、全体を大きく改変するような大型Modというわけではなく、デモをプレイした感じでは操作感覚や武器を変更して多くのカスタムレベルを追加した、中規模のModであるように見える。
プレイヤーが操作する猫はNewtonという名で、使用できる攻撃は連続でダメージを与える引っ掻き攻撃、ダメージを与えるとともにHealthを回復する噛み付き攻撃のみである。また猫の運動神経を使って壁を連続でジャンプし、ある程度よじ登ることもできる。
デモ版ではこれ以外の能力は持っておらず、Headcrab程度なら難なく倒せるが、Bullsquid(上の画像)のような強敵となるとかなり戦闘が厳しいし、Barnacle(触手で天井まで引っ張る敵)に捕まると抵抗ができず即死するので、本編以上に戦闘回避が重要になるのかもしれない。実際、減ったHealthは噛み付き攻撃していてもなかなか回復しないし、Armorもないようなので、戦闘はなるべく回避した方が無難である。「戦うべきでない敵は回避した方が有利になる」というステルスゲームの精神は、続編HL2で失われてしまったHL1の重要な要素であるので、完成版でもこのバランスを保ってくれると嬉しい。
パズルは本編同様にジャンプアクションを使うものや、猫が通れるダクトなどを探すものが用意されている。少し残念なのは壁をよじ登る動作のような、猫ならではのアクションを利用したパズルがデモ版には用意されていないことで、これでは猫が主人公である点があまり活かされないのではないかと感じた。またまだ開発中であるためか、マップ内に意味ありげなのに何も起こらない部屋というのが多く存在し、30%くらいの空間がただの飾りになってしまっている。この辺は完成版までに作りこんで欲しいところだ。
デモ版のボリュームはトレーニングを含め30分程度で、難易度はいくつか即死ポイントがある程度で低め。
敵や周囲の小物はオリジナルからの流用だが、全体の雰囲気は素晴らしく、マップの構造も(無意味な部屋が多い点を除けば)かなりしっかりしていて本編に近いクオリティである。Newtonという猫が主役というセンスも初代Half-Life的であり面白い。デモ版では全体の難易度、敵やパズルの少なさなどに不満が残るのだが、オリジナルHLの空気を継承したModとして期待できる作品だ。
なおデモ版ではオープニングでNewtonの入っていた檻が事件の影響で壊れてしまう、という始まり方をするのだが、製作者によるとこれはボツ版のストーリーであり、現在製作中のものはNewtonの飼い主がトラックでBlack
Mesaを移動しているところから始まり、内容もこのデモとは色々と異なるようだ。本当はベータ版を出すはずだったのに短いデモ版になったりとか、出てきたデモ版をチームメンバーが見たらガッカリしたとか、どうもまだ内部でゴタゴタしているっぽいのが少々不安だが。
本当のオープニングが見たい場合は、コンソールからmap cat_introbeta1.bspあるいはcat_living.bspを入力。
Cat-Life デモ版 ゲームプレイ動画
All trademarks and trade names are properties of their respective owners.
Copyright (C) GAME LIFE 2004-2008 All rights reserved.