ReWolfenstein 3D
アルファ・デモ版 批評
Last Updated: 2010.11.24 / First Edition: 2010.11.24
導入
ダウンロード:
Mod DB
プレイにはSource Engineを使ったゲーム(Half-Life 2など)が最低1つ必要。Source SDK Base 2007をSteamのツールタブからインストールしておく。あとはModをインストールしてからSteamを再起動し、ライブラリにあるReWolfenstein
3Dを選択。
Listenサーバを見えるようにするためのポート
27000-27015 UDP
27014-27050 TCP
1200 UDP
1年間の開発成果は
このMod作品を覚えているだろうか。およそ1年ほど前、
Wolfe3D RemakeというタイトルでリリースされたSource Modのアップデートバージョンである。
ReWolfenstein 3Dは、その名の通りid Softwareが開発し現代の3D FPSの先駆けとなった「Wolfenstein 3D」をSource
Engineでリメイクするプロジェクト。このリメイクは雰囲気の継承ではなく、かつてのレベルデザインからシークレットまでをそのまま再現することを目的に開発が進められている。最終的には製品版に収録された全てのレベルを再現することを目標にしているらしい。
リメイクするだけなら「懐かしい」で終わってしまうが、最大の特徴がオンラインCo-opに対応している点である。前回のデモ版ではまだ実装されていなかったのだが、今回のデモ版でついにCo-op可能になった。
ただ開発自体はトラブル続きとなっている。そもそもこのデモ版は4月にリリースされる予定で、さらにEP1-3まで収録される予定だったのだが、チームメンバーの1人に逃亡癖があるためなかなかゲームが完成せず、結局リリースが半年以上も伸びた。ようやく出てきたこのデモ版も、当初描いていたものよりかなり劣っているそうである。
前回のデモ版の内容
- シングルプレイのみ
- マップ名をコンソールに入力して直接飛ぶ必要があった
- ゲームをセーブ&&ロードするとAIが停止する
- ゲームバランスが酷く全体的に遊べたものではない
今回のデモ版の内容
- オンラインCo-op対応(ただしListenサーバのみ)
- EP1が丸ごと遊べる
- 敵AIの数や強さをCo-op用に調整
- 武器モデルなどへのバージョンアップ
- Dogが攻撃モーションのみで実際には攻撃できないなどバグが目立つ
- 敵AIの音声が有効になっていない
- ゲームバランスは相変わらず悪い
プレイ可能にはなったが…
まず根本的な欠点として、元となったWolfenstein 3Dのマップ自体がひたすら通路が続く構造で、現代の基準では退屈なものであるので、それを完全リメイクした本作も相当単調なものになってしまっている。出現する敵も普通のナチ兵、サブマシンガンを持ったナチ兵、犬の3種類のみで、しかも犬は攻撃不可能。各エピソードの最後にはそれぞれボスキャラクターが待ち受けているはずなのだが、このデモ版では間に合わなかったのか、EP1のボスはマップの最後で酔い潰れて動かない。
またシステム的におかしいと感じるのが、全員がゴールのエレベーターに入らないと次のレベルに進めないという仕様だ。これでどういった問題が生じるかというと、マップが無駄に広大で似たような通路が続くため、必ず何人かが迷子になってしまう。そして迷子になった彼らを探しに行った者まで迷ってグダグダになる。オマケにキャラクターの頭上に名前が表示されないので、誰が迷っているのかがチャットしないと分からない。
AIは頭が悪い代わりに攻撃力が高く設定されており、至近距離で一撃食らうだけで瀕死になるなど、バランスの悪さが目立つ。一度アクティブになったAIはプレイヤーのいる場所へゾロゾロ集まってきてしまうようで、場合によっては一箇所に恐ろしい数のAIが押し寄せてきてしまう。
どうやらReWolfenstein 3Dは、まだまだ未完成のModのようだ。不具合もそうだが、ゲームバランスもマップ構造を把握していることが全体になっており、部外者を入れてのテストが足りていない印象。マップにも調整や、思い切って元マップからカスタマイズするなどの変革が必要だろう。
Mod自体の規模は大きく、またグラフィックスクオリティも高いために、洗練されれば相当面白いModになる可能性はある。今後のアップデートに期待したい。などと思ってたらコード書いていた人物は完全にドロップアウトして以前のものを復帰できないので、また一からプログラミングしないといけなくなって大変な状態らしい。
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