世界で今、最も熱く奥深いステルスゲーム「The Dark Mod」。2009年10月17日のリリース以来、それまで歴史の裏側で成長し続けてきたThief コミュニティを吸収し、驚異的な速度で進化・発展を遂げてきたTDMも、先日ついに1周年を迎えた。リリース直後は3つしかなかったファンミッション(FM)も現在では30を越え、TDMだけで軽く40時間は超えるボリュームとなり、TDMだけのためにDoom 3を購入してもお釣りがくるほどになっている。

TDM、というかThiefコミュニティ最大の特徴は、やはりその質の高さ、人材にこそあると言えるだろう。Doomと並び10年以上にもわたってFMを作り続け、ノウハウを蓄積してきたコミュニティにはベテランマッパーが多数存在し、その人材はTDMにもそのまま受け継がれている。そのためリリース直後からプロ顔負けの質の高いFMが生み出され、一般的なカスタムマップのように「玉石混交の中から面白いものを探し出す」といった苦労とは無縁である。今後エディタへの習熟が進むにつれ、さらに洗練されたFMの製作が期待できる。

よって「TDMって面白そうだけど導入する価値あるの?」などという答えの分かりきった問いは、真に愚問なのである。TDMこそThiefコミュニティの救世主!TDMこそ上っ面だけで中身のない現代に蘇った真に硬派なステルスゲーム!もはやこのModを遊ばない理由などどこにも無い。年末も正月も春も夏も秋もTDMを遊び尽くせ!!!

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The Dark Mod v1.02 レビュー
今から始めるThe Dark Mod
The Dark Mod FM紹介&攻略







2009年10月17日
「v1.0リリース、TDMが本格始動」


デモ版のリリースを経て、ついにTDMがv1.0として正式リリース。Doom 3発売直後から開発が続けられ、ここまで実に5年近くの歳月が流れていた。

当時は最新のエンジンであったid Tech 4も既に旧式となってしまっていたが、それでもThief 1/2時代に比べれば遥かに進歩した技術は、ゲームのリアリティを飛躍的に向上させた。


-> 「The Outpost」 DLリンク
開発時代に作られた、シンプルで小さなデモ的FMだが、Thiefの雰囲気を上手く再現した入門に最適なFM。これを遊べばThiefがどういうゲームなのかが分かるぞ。

2009年11月2日
「クリスマスコンテスト開催」


Thiefコミュニティの間で定期的に開催されているマップコンテストが、TDM向けに初めて開催された。

正式名称「Grand Christmas FM Contest」と呼ばれるこのコンテストは、特にテーマが設けられているわけではなく、各自がエディタを使って思い思いのFMを投稿しTDMのマッププールを拡充させた。コンテスの審査は、TDMフォーラムにある投票機能を利用したユーザー投票制を採用。


-> 「Return to the City」 DLリンク
GCC 09で最優秀作品として選出されたFM。締め切り間際にエントリーしただけあり気合の入ったFMで、巨大な街のスケール感、高低差を利用出来る立体的な作り、最後のちょっとした謎解きなど、初期の作品とは思えないレベルの高さを持っていた。

2010年3月12日
「v1.01がリリース、Zombie追加へ」


TDMリリース後、初のアップデートとなるv1.01が公開された。マイナーアップデートと思いきや、その内容はZombie, Spider, Elite Guard HelmetなどThiefではお馴染みの敵キャラクターをTDMに追加し、それぞれにも多くの改善を行う大型のアップデートだった。


-> 「No Honor Among Thieves」 DLリンク
TDM 1.01リリース後、初めてZombieやSpiderをゲーム内に登場させた記念すべきFM。それだけでなく、何と3部作として同時公開された作品で、TDM史上最大規模のFMとなった。

2010年5月25日
「v1.02がリリース」


v1.01に続き、2ヶ月後にさらなるアップデートを行ったTDMチーム。その内容はv1.01ほど大型のものではなかったが、テクスチャやモデルの追加、AIの新たな挙動、バグ修正などが行われた。ただセーブデータの互換性は失われてしまったので、途中まで進めていたFMはやり直すハメに。


-> 「Thief's Den」 DLリンク
アルファデモ時代に付属していたFMを、TDM v1.02向けに移植したもの。TDMチームのマッパーでありフォーラムにも頻繁に顔を出しているFidcalによる作品で、小さなFMながらThiefのエッセンスが詰まった秀作。

2010年6月17日
「夏の垂直マップコンテスト開催」


昨年のGCC 09に続き、新たなFMコンテストである「Great Summer Vertical FM Contest」が開催。

このコンテストのお題は、その名の通り縦型構造になっている高さを感じさせるFM。投稿されたFMには、謎の巨大プラットフォームを登っていく「Swing」、ひたすら山の中を登っていく「Mad's Mountain」など、ユニークなFMが数多く投稿された。


-> 「Glenham Tower」 DLリンク
SVC 10の最優秀作品に選ばれた塔型のFM。依頼された古書を手に入れるため、死霊の住処と化した呪われた塔へ挑む主人公。しかし塔の地下には、災をもたらす恐るべき秘密が隠されていた。一貫したホラーの雰囲気と、それを盛り上げる数々の演出が素晴らしい傑作。



以上、駆け足でTDMリリース後の1年間を振り返ってみたが、それにしてもデベロッパが倒産してから10年が経っても、なお勢いを増し続けるThiefコミュニティの力強さにはただただ驚くばかりである。一般には知られていないと思うが、2000年リリースのThief 2でも未だに精力的にFMを作り続けられており、またThief 1/2のソースコードを公開してもらうための活動なども行われている。

Eidosは現在、正式にThief 4の開発を進めているが、我々は続編の良し悪しなど気にする必要はない。何故ならThiefコミュニティは企業の力を借りずとも、独力で道を切り開く力を持っているからだ。Thiefは時代を越え愛され続ける存在であると確信している。この名作に触れるのに、時間など関係ないのだ。





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