Last Updated: 2008.06.15 / First Edition: 2008.06.15

2008.06.17 リリース
開発:Maxis
販売:Electronic Arts
日本公式サイト
ダウンロード:
「Sim City」「The Sims」などをデザインしたことで世界的に有名なクリエイター、Will
Wrightが手がける最新作「Spore」。そのゲームのエディタ部分のみをプレイ可能なのが"Creature
Creator"と呼ばれるもので、これはそのデモ版である。「Spore」は海中に誕生した原始生命が進化していき、陸地に上がって他のクリーチャーと接触し、最終的には文明を発展させて宇宙へと進出していくシミュレーションゲーム。Creature
Creatorでは、このゲーム中に登場するクリーチャーを自由にエディットすることができる。作ったクリーチャーはSpore製品版にインポート可能。
このCreature Creatorは9月発売予定の製品版にも同梱されるもので、エディタだけが先行リリースされるという珍しい方式。当然両方買った人は内容が被ってしまうが、この対策は国ごとに異なっているようで、例えばUKでは製品版Spore予約者にはCreature
Creatorが無料配布されるらしい。日本ではEAストアでオンライン購入すると、同ストア内での製品版の10%割引クーポンがもらえるようだが、Amazon.co.jpで限定販売されるパッケージ版を買ったユーザーには特に割引はない模様。
このレビューは6月14日にリークしたものを使っているので、もしかしたら正規デモ版とは内容に差があるかもしれない。

デモ版の制限は完全版の25%のパーツしか使えないというで、プレイ時間の制限などは全くない。作成したクリーチャーの動画をゲーム内からYouTubeへアップロードする機能も同様に利用することが可能。ただ残りの75%のパーツがどういったものかは分からないが、デモでは作成できるタイプが大きく制限されているのは事実で、例えば口のパーツなんかは肉食獣系のものばっかりなので、大人しそうな外見のクリーチャーは作り難い。
Creature Creatorの出来は想像よりずっと良いという感じで、まずゲームに触れたことがないようなユーザーでも、ドラッグ&ドロップで簡単にパーツを当てはめていき、好きな外見のクリーチャーを作れるという直感的な操作性が好印象。さらにパーツを当てはめていくだけでなく、背骨の形状や体格、各パーツの長さや太さ、模様などを自由自在に変更できるので、作れるクリーチャーのバリエーションはデモですら実質的に無限である。
分かりやすいようにスクリーンショットを並べて解説しよう。
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これはクリーチャーを左上の状態から、マウスのみで短時間に編集していく過程である。各パーツは素材となる胴体のどこにでも自由に配置でき、配置したパーツの向きや長さもマウスで伸縮させられる。また背骨を曲げればその通りに体が曲がり、背骨を太くするとその部分の筋肉も膨れ上がる。背骨は何十パーツにも分かれているので、軟体動物みたいにグニャグニャした形にしたり、上部だけ細くして下腹部は太くするというように調整もできる。
クリーチャーは物理法則的な制限に縛られないので、例えば明らかに自重で潰れてしまうようなメチャクチャな体格にもできるし、生物的にあり得ないような長さの手足を持つ怪物も作れる。顔や目玉が複数生えているような生物もデザイン可能で、顔は首の上になければならないといった制限もない。
さらに面白いのが、ユーザーがその場で作ったクリーチャーなのに実際にテストしてみると喜ぶ、怖がる、ダンスする、飛び跳ねるといったアニメーションを違和感なく行ってくれること。足が長くても短くても、体勢が変でもちゃんと走り回る。組み合わせたパーツごとのギクシャクした固定的アニメーションでなく、動的に生成されているのが凄い。

これらの結果として、Creature Creatorではユーザーが即興的に作ったクリーチャーが違和感なく生き生きと動き回ってくれる。唯一最大の欠点はこれが単体のエディタに過ぎないので、現時点では作ったクリーチャーを鑑賞して楽しむだけで完結してしまうこと。先行してこれだけ出すなら、何か簡単なゲーム的要素でも入れてくれると嬉しかったし、商品価値も上がったと思うのだが。
デモの時点での第一印象:
操作性が良く自由度が高いので、デモでエディットしてアニメーションを見るだけでもかなり遊べてしまう。作られたクリーチャーたちは創造主の個性が色濃く反映されるので見せ合いも面白い。Spore自体もかなり期待しているタイトルなので、完全版が出たらなるべく早く買うと思う。