Last Updated: 2008.11.13 / First Edition: 2008.11.13

開発:Valve
販売:Valve
DL: SteamのマイゲームからDL可能 現在は期限が切れたのでプレイ不可能
Xbox版 Counter-Strike(以下CS)、CS: CZ、CS: Sourceの開発に携わった元Turtle
Rock Studios(現在はValveに吸収されている)開発によるCo-op FPS。ゲームエンジンは当然Sourceを使用。発売前からかなり話題性が高いゲームだったが、このデモだけで傑作の可能性を感じさせる、極めて完成度の高いFPSに仕上がっている。
* Co-op FPSとしてのゲームバランスがまとも
FF設定がON固定、ゾンビが合計で数百体湧きまくる、Healthが0になると味方に回復してもらわなければならない、回復アイテムが有限且つダメージを受けるほどジリ貧になる、といったシステムのおかげでプレイヤー同士の連携が必須となり、Left
4 Deadは久々にまともな協力プレイが楽しめるFPSになっている。ModでよくあるCo-opでは、プレイヤーの増加とは単に火力の増加を意味するだけのものが多かった。まともというのは凄いことなのだ。ゲーム側は基本的に「協力しないやつは死刑」というスタンスでバランス調整しているので、ランボースタイルの馬鹿が勝手に突撃するとあっという間にゾンビに飲まれて死んでしまう。不満は最近のValve仕様として味方同士の衝突が排除されていることだが、Left
4 Deadがその知名度から大量のライトゲーマーを引き寄せる可能性を考慮するとそれほど悪い判断ではない。
* 大量の疾走ゾンビを倒す爽快感
ゾンビの動きやスプリントの挙動は非常にリアルで生き生きと動き回る。プレイヤーには大量のゾンビを倒すだけの十分な弾薬が与えられているので、サバイバルホラーにありがちな弾薬不足に悩まされることはない。単純に大量に群れて襲ってくるゾンビを次々薙ぎ倒すのが爽快なゲームに作られている。銃声や撃ったときの感触など、Shooterとしての基礎的な要素には全く問題がない。
* AI Directorによる動的な敵配置
L4DではCOMを相手にすることによる欠点、即ちパターン化によるマンネリを防ぐために、レベル内の敵配置が"後出し"になっている。例えばプレイヤーたちが楽勝ムードで進んでいるなら少々キツイ配置がなされ、逆に苦戦しているようならヌルめの配置になる、らしい。らしいというのはプレイしている背景がどうなっているのかプレイヤーは知りようがないし、実際のところ簡単にされているのか難しくされているのかは実感しにくい。この辺は製品版をもう少しやり込まないとハッキリしない。確実に言えるのは敵配置が不自然さを全く感じさせずにランダム配置されるので、敵の攻撃が予測不可能であり常に緊張感を保ってプレイできるということだ。特にレベル中で何度か発生する、数十体のゾンビが周囲から一斉にラッシュをかけてくるシーンの盛り上がりは素晴らしい。残念ながらアイテム配置は固定に近いのでパターン化されてしまう。
* 復活に対して寛容
まともなCo-opを作るには復活を制限しなければならないが、愚直に復活数制限するだけだと死んだプレイヤーがどんどん抜け落ちていき、最終的にサーバから誰もいなくなるという事態が容易に発生する。そこでL4Dでは、移動不能になった味方もある程度の制限付きで復帰させられるし、完全にお陀仏になっても少し進むとどこかの部屋に閉じ込められていたことになって、味方の援護で復活できるようになっている。その代わりゾンビラッシュがきたときの対応を誤まると、全員が復活の間もなく倒されてゲームオーバーになる、というバランスの取り方なので、全滅するときはやはりあっさり全滅し緊張感が損なわれない。


他にもボス級の敵が1つのレベルで何度も出現するようになっており、単にゾンビを倒すだけでなく、ボス毎に違った対処法が必要になり、プレイに変化をもたらすのが面白い。例えばBoomerを至近距離で殺すとフェロモンが体に付着しゾンビが集まってきてしまうし、フラッシュライトをつけたまま移動すると凶暴なWitchを目覚めさせてしまう。
Co-opの問題点にある程度の解決策を提示している数少ない作品なので期待大だが、気になるのは製品版がどれだけ繰り返し遊びこめるかということである。このデモに収録されているのは2レベルなので製品版の1/10程度だと思うが、難易度を上げながら4回くらい連続でプレイしたら満足してしまった(デモとしてのボリュームは十分)。敵が所詮ゾンビなのでセオリーを覚えたプレイヤー同士なら楽にクリアできる。まあそれでも普通のシングルFPSは2,3周するだけでお腹いっぱいになるものが多いのだから、対戦型マルチと比較しなければ十分なボリュームと言える。上手くいけばSven
Co-opのようにユーザーマップで無限に遊べる可能性も秘めている。
All trademarks and trade names are properties of their respective owners.
Copyright (C) GAME LIFE 2004-2008 All rights reserved.