プレイ時間:デモ版 1.5周
ダウンロード:PC版のデモはSteamで配信されている。
TPS + 格闘 + 処刑
元はミニチュアゲームシリーズとして30年近い歴史を持つ「Warhammer」だが、ビデオゲームの世界ではRTSシリーズとして良く知られている。今回の『Warhammer 40,000: Space Marine』は、同じWarhammer 40,000ユニバースを使ったTPS/アクションゲームである。だが別にWarhammerシリーズを知らなくとも純粋に楽しむことができる。
ゲーム内容は、一見するとよくあるコンソール向けのTPSのようで、ガタイの良い主人公がオッスオッスする様はGears of Warを想起させるかもしれない。しかし最近流行のTPSスタイルとは大きく異なる点が3つあって
- カバーが少なく、またそこに隠れるアクションも用意されていない
- 銃撃と格闘の重要性が5:5くらいになっている
- 自動回復はシールドのみで、スタンした敵に処刑アクションを実行することでヘルスを回復する
となっている。
このデモ版から受ける印象は「接近戦を推奨し、爽快感の高い格闘戦を売りにしている」ということで、チマチマと撃ち合うのではなく、積極的に前に出て銃撃と格闘を頻繁に切り替えて戦うゲームと感じる。
というのも、とにかく敵が大量に出現し接近戦を挑んでくるので銃では処理が追いつかないし、隠れる場所もない。そこで銃による攻撃は遠距離からの削りや頭数を減らしていく程度にしておき、あとは接近戦を挑んで一気に敵をなぎ倒した方が効率が良い。
格闘モーションは重々しく重量感のあるもので、ボタン連打による簡易操作で繰り出されるものの爽快感は高い。スタン攻撃というものもあり、これでピヨった状態になった敵に対してはチェーンソーで腸を引き裂くといった「処刑」(フィニッシュムーブ)を実行することができ、相手を即死させた上でヘルスを回復させることができる。ただし処刑モーション中は無防備なので、先に周囲にいる敵を処理しておく必要がある。
やや格闘にフォーカスし過ぎか
10数体の敵を次々に殴り倒していくのは気持ちがいいが、いくつか気になる点もある。まずこのデモ版ではチュートリアル的なものがなくて不親切。2レベル目からのスタートのようなので、本編では最序盤にチュートリアルが入るのかもしれないが、何の予備知識もなしにいきなりデモをプレイすると効果的な戦い方が分からなくて少し苦労する。
例えばスタン攻撃は単発で放つのではなく、通常攻撃を2,3発からコンボとして繋げた方がより強力になり、集団戦で大きな力を発揮する。こういったことを理解せずにプレイすると何だか粗っぽくて単調なだけのゲームに映ってしまうと思う。デモ版というのはゲームの面白さをアピールするために存在するわけで、その中でゲームの楽しみ方が説明されないのは明らかにマイナス。
それと格闘攻撃の楽しさを強調するため銃撃の強み/面白さは抑えられてしまっている印象を受け、銃で敵を撃つのがあまり楽しくない。楽しさを優先させるなら、もう銃は放り投げてひたすらガチンコの肉弾戦を繰り広げていた方が楽しい気がする。
デモ全体としては、B級とA級の狭間をたゆたうポップコーン・ゲームという印象が強い。PCゲーマー的にはフルプライスで買うのはちょっと辛いし、頭脳的なゲームを求める人には向かないかもしれない。ゲームとしては悪くないのでDL販売サイトでセールになった時が真の買いどきかもしれない。









