Last Updated:2007.03.25
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無印版:Warcraft 3 拡張版:Warcraft 3: The Frozen Throne (ウォークラフト3: ザ・フローズン・スローン) プラットフォーム:Windows, Mac ジャンル:Real Time Strategy 発売日:2002.07.03 製作:Blizzard Entertainment 販売:Blizzard Entertainment メディア:CD-ROM 体験版:シングルデモあり |
世界では昔からHumanとOrcが戦い続けていたが、ある日Orcの新しい族長であるThrallは悪夢にうなされて飛び起きる。それは悪魔の軍団であるBurning Legionがこの世界に現れる前兆であった。そして不死の軍団であるUndeadこそは、Burning Legionをこの世に召還しようと企んでいる張本人であり、そのためにHumanとOrcを罠にかけていく。一方かつてBurning LegionもUndeadの動きを察知しており、復活を阻止するために動き始める。
Warcraftシリーズは1994年からBlizzardによって作られているRTSである。前作であるWarcraft
2の発売は1995年であり、本作は実に7年ぶりの正式な続編となる。その間にBlizzardはDiablo,
Starcraftといった超ヒット作を生み出していた。本作の販売本数は、わずか2週間で100万本を突破し(出荷数は440万本)、この時点で最も早くミリオンセラーを達成したPCゲームとして知られるようになる。2003年の7月1日には拡張版「The
Frozen Throne」が発売され、これも非常に好調な売れ行きを示している。
Warcraft 3は2007年現在でもe-Sportsの定番として米国、韓国、欧州などで圧倒的な人気を誇り、プロプレイヤーたちによる対戦が繰り広げられている。またこの様子はリプレイファイルで誰でも見ることができたり、最近ではWaaagh!
TVという中継ソフトによる観戦ができるようになっている。そのため現在でもプレイヤー数は非常に多く、全RTSの中でもトップクラスである。
本作の最大の特徴は、通常ユニットとは異なる「Hero」という特殊なユニットの存在にある。プレイヤーは最初にHeroをノーコストで雇うことができ、それは能力面や特殊能力において通常ユニットを凌駕している。さらに敵ユニットを倒すことによって「経験値」を得ることができ、経験値がたまってレベルが上がるとさらに能力と特殊能力が強化されるのである。またそれだけでなく、Heroは通常ユニットには使えない「アイテム」を使用することができる。このアイテムによってユニットのHPを回復したり、Hero自身を強化することができる。
またマップには「Creep」と呼ばれる中立のNPCユニットがあらかじめ配置されており、これを倒すことによって経験値とアイテムを得ることができる。倒されたCreepは復活しないので、Creepは早い者勝ちとなる。ただし当然Creepは反撃してくるので、無傷で倒すことはできない。
種族にはHuman, Orc, Undead, Night Elfの4種族が用意されており、それぞれ特性が全く異なる。生産されるユニットも全て固有ユニットであり、種族によって完全に戦略を変えなければならない。

Humanの魔法とOrcの肉弾による対決
資源はGoldとWoodの2つのみで、これにユニット生産制限のFoodが加わる。さらにGoldはGold Mine(金鉱)から採集するのだが、このGold Mineには最高で5人あてるとそれ以上効率が上がらないため、資源所一つあたりの採掘ペースが決まっている。またユニットはこのGoldを多く消耗して生産されるため、ユニットが生産されるペースにも一つの資源所では限界があることが分かる。このためWarcraft 3では少ない資源量で僅かなユニットを生産するという、かなり内政要素の薄いRTSになっていると言える。
| Human | 人類。ユニットの攻撃力などは大したことがないが、防御力の高いユニットが多い。魔法が得意で、敵を弱体化させるソーサレスや味方を回復するプリースト、さらにマナ回復速度を上げるアークメイジが揃うと、湯水の如く魔法を使うことができる。他種族と違い素早く建物を建てることが可能なので、新たな資源を確保するのも得意。さらに労働者を民兵に変化させることができるので、自陣の防御力も高い。 |
| Orc | オーク。ユニットの単価が高めだが、その分一体一体が屈強。想像の通り器用なことはできないが、その分純粋な肉体能力が高く陸戦では最強を誇る。頑丈なグラントで前線をがっちりガードし、逃げる敵を網で捕まえる戦術が定番。労働者は自陣に隠れて矢を放てるため防御力も高い。空ユニットはやや弱い。 |
| Undead | アンデッド。ユニット単体の能力が低いが、ヒーローの能力が多種族より強め。アンデッドの名の通り死体を利用する戦法が得意で、死体からスケルトンなどを召還するのはお手の物。ヒーローのスキルにも攻撃的なものが多く、敵を集中攻撃して一気に削ることができる。さらに本陣が自動で攻撃を放つ。 |
| Night Elf | ナイトエルフ。アーチャーなどの間接攻撃ユニットが多く、能力は高いものの非常に打たれ弱いという欠点も持つ。中盤以降のユニットには変身能力を持つものが多く、熊に変身してオークの軍隊すら蹴散らしたり、鳥に変身して空から攻撃を仕掛けることなどができる。さらに労働者は精霊のような存在で、自陣から離れた木に取り付かせて資源を採集しつつ偵察をすることができる。 |
LAN対戦か、Blizzardの提供する無料サーバー「Battle.net」に接続することが対戦可能。参加人数は最大8人まで。大きな特徴として自動で実力に見合った対戦相手を見つけるマッチングシステムが採用されている。
●対戦形式
Random Match:
1on1から4on4の個人戦、団体戦を楽しむことができる。対戦相手は実力を計算した上で、Battle.net側で自動で検索してくれる。
Arrenged Team Game:
あらかじめ知り合いとチームを組み、同じくチームを組んでいる相手と対戦することができる。
Free For All:
自分以外は全て敵の対戦形式。
Tournament:
一日一回のペースでBattle.netで開催されるトーナメントで、プレイヤーは自由に参加できる。
Custom Game:
自分でルールなどを決めて、対戦相手が任意で接続してくるのを待つ従来通りの対戦方法。Ladder対戦には数えられない。
●マッチングシステム
Ladder:
Battle.netで自動対戦に参加すると、通常のゲーム数とは別にLadderの対戦成績もカウントされていき、ランキングに自動で参加することになる。Ladderは後述のEXPで順位を計り、これが高いとランキングに入ることができる。このランキングは公式サイトから誰でも見ることが可能で、現在でも不正はほとんどない。Ladderはシーズンで区切られており、1年くらい経つと一斉にリセットされる。
Level:
アカウントを作成したプレイヤーは最初 LV.1の状態から始まり、対戦にかつことでEXPを得て、負けることで失っていく。EXPが一定の値まで溜まるとアカウントのレベルが上がるので、強いプレイヤーほどレベルが高くなる傾向にある。またVer
1.15まではこのレベルによって自動対戦の相手を選出していた。現在では単なるステータスの一つとなっており、対戦数が多ければある程度までは簡単にレベルが上がるので、かなり高いレベルでない限り強さの基準にはなりにくい。また理由の一つとして、一定期間対戦を行わないと自動でレベルが下がってしまうことも挙げられる。これは俗に「EXPが腐る」と言われている。
ELL:
Ver 1.15より採用された内部数値。競技で一般的に使われているレーティングシステムに近い。レベルとは全く別にプレイヤーを評価しており、勝つと上がり、負けると下がる。また強い相手に勝つほど上がりやすく、連勝・連敗によっても大きく補正がかかることから、レベルシステムよりも高い精度で実力を判断することができる。ただしこの値が適正値になるには100戦程度こなさなければならないと言われている。
Icon:
対戦をこなしていくと、使った種族に応じたユニットのアイコンを、プロフィールやチャット画面で使えるようになる。アイコンには種族ごとに5種類あり、勝利数が25,
150, 350, 750, 1500に達すると新しいアイコンをもらうことができる。ちなみに初期状態では全員、Orcの労働者であるPeonのアイコンだが、勝利数が増えるほど強力なユニットのアイコンになっていく。
| 必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
| OS | Windows 98/ME/2000/XP | - |
| CPU | Pentium2 400MHz以上 | Pentium3 600MHz以上 |
| RAM | 128MB以上 | 256MB以上 |
| VRAM | 8MB以上 | 32MB以上 |
備考:Macにも対応
発売から既にかなり経過したが、Warcraft 3は未だに日本でも売れ続けているらしい。そのためどのショップでも割と頻繁に見かける。現在は「Warcraft3: Battlechest」というセットパッケージにWarcraft3+Frozen Throne、英語のマニュアルとオフィシャルガイドがつくので、これが断然オススメである。Best Sellerから両方の廉価版も発売されている。日本語版はカプコンから発売されていたが現在はサポート終了。ただBlizzardのサポートが厚いのでマルチプレイは問題なく行えるようだ。
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