Last Update: 2008.03.10 / First Edition: 2007.03.22
批評/攻略/HOME
![]() |
【基本情報】ゲームタイトル: |
●ストーリー
人工知能"SHODAN"の暴走から42年後。地球では巨大企業TriOptimum社の支配に対抗するために統一国家機関UNN(Unified National Nominate)が誕生し、両者は権力争いを続けていた。UNNは新しく組織された軍と秘密警察を使いTriOptimumの支配に対抗したが、激しい権力争いはテクノロジーの進歩の遅れにも繋がってしまう。
だがMarie Delacroixという女性が超光速航法 FTL(Faster Than Light)メカニズムを発明することにより、状況は変わる。それは空間を歪曲することによって、光よりも速く移動する画期的な航法だった。UNNはTriOptimumを牽制するために、FTLの実用化を認めようとしなかったが、人々のFTLへの関心が高まり過ぎたためにこれを許可せざるを得なくなる。最終的にTriOptimumは超光速宇宙船"Von
Braun"を開発し、UNNは未知の宙域におけるエイリアン対策という名目で"Reckenbacker"を護衛艦につけ、FTLによる人類初の旅に出るのだった。だが両艦の職員には常に険悪なムードが漂っており、航海は順調ではなかった。
そんなとき、Von Braunは何十億マイルも離れた惑星Tau Ceti 5から、謎の避難信号の断片を受信する。Von
Braunは信号を発進した生命体の正体を突き止めるべくTau Cetiへ向かうが、そこで待ち受けていたのは恐るべき寄生生物"The
Many"であった。艦内の人間は瞬く間に寄生されて自我を失い、The Manyの手先として生き残りの人間を殺し始める。さらに艦内のコンピューター"XERXES"まで寄生された人間によってプログラムを書き換えられ、人類に敵対する存在となってしまうのだった。
兵士として船に乗り込んでいた主人公は事件の最中にコールドスリープ状態から目覚め、この船から脱出しなければならなくなる。
●概要
本作System Shock 2は、1994年に発売されたSystem Shockの続編であり、SS2と略される。当初はDreamcast版の発売も予定されていたがキャンセルとなった。ゲームエンジンには改造されたDark
Engineを使用しており、内容的にThiefとThief 2の中間のものと推測される。セールス的には好調というほどではなかったが多数のGOTYにノミネートされており、ゲームファンの間では傑作という声が高い。System
Shockシリーズは元の作品を作ったLGSの倒産などもあり、この作品を最後に音沙汰がなかったが、最近になって「Bioshock」という後継作品(続編ではない)が2007年8月に発売されることが決定した。
ゲームの特徴としてはいくつかのジャンルを複合させた作品になっており、FPSのシューティング要素とRPGの成長要素を組み合わせ、さらにそれにサバイバル・ホラーのストーリー演出を取り入れている。
●ゲームの流れ
Easy, Normal, Hard, Impossibleの4種類の難易度から選択できる。プレイヤーは本格的なゲームを開始する前に、兵士として3年間のキャリアを積むことができる。Marine, Navy, O.S.A.のどれかの部隊に所属することができ、所属する部隊とどのような訓練を選択したかによって、ゲーム開始時のプレイヤーキャラクターの能力値やスキルが変動する(RPGでいうキャラクターメイキングにあたる)。
トレーニングが終わると宇宙船"Von Braun"のDeck 2で目覚め、周囲の状況と"Dr.
Janice Polito"と名乗る女性からの通信により、プレイヤーは船が何者かによって占拠された状態であることを知る。彼女から送られてくるE-mailの指示を頼りに、プレイヤーは船のDeck
4を目指し、彼女に会ってこの宇宙船から脱出する方法を模索しなければならない。

●成長システム
プレイヤーはゲーム中に何度も"Cyber Module(サイバーモジュール)"と呼ばれるアイテムを受け取るか、あるいは死体などから発見する。このアイテムを特定の装置を使って消費することにより、キャラクターの能力値やスキルを初期段階から上げることができる。Cyber Moduleは主に目的達成時に転送されてくるが、数には限りがあるので、限られた分しか能力を伸ばすことはできない。能力には次のようなものがある。
ステータス:数値が高いほどキャラクターの身体能力が強化される
Strength, Endurance, Agility, Psionics, Cyber Affinity
技術:一定以上の値があれば、特定の機器やアイテムをいじることができる
Hack, Repair, Modify, Maintain, Reserch
武器熟練度:その分野の武器をどれだけ使えるかに影響する
Standard, Energy, Heavy, Exotic
この他にPSI(超能力)というものが存在し、Cyber Moduleを消費することによって特殊能力を身につけることができる。なおこれらの能力は敵を倒したり、スキルを使用することによって伸ばすことはできない。
ゲーム中にはこの他にも「OSアップグレード」によってキャラクターを強化できる。これは特定の場所にある装置を使用することで、コスト無しで永久的にプレイヤーを強化できるものであるが、各装置は一度しか使えず、装置は4つしか登場しない(つまり、4つまでボーナス能力を身に付けられる)。OSによるアップグレードには「回復剤の効果が20%アップ」「射撃ダメージが15%アップ」など16種類が用意されており、任意のアップグレードを選択できる。
●その他の要素
●主な敵キャラクター
The Manyの配下
Hybrid:人間とThe Manyの混成体。パイプ、ショットガン、グレネードなどを装備している
Monkey:船内にいた猿が超能力を身につけて脱走したもの。念力などで攻撃してくる
Annelid Egg:卵の中からThe Manyの寄生虫や羽虫が発生し、襲ってくる
Annelid Arachnid:巨大な蜘蛛型の敵。接近するとジャンプで背後に回る
Rumbler:Hybridからさらに進化した形態。巨大な体躯で圧倒してくる
PSI Reaver:本体の脊髄から超能力によって生み出され、無限に沸いて超能力攻撃を仕掛ける
XERXESの配下
Turret:人間を発見すると即座に攻撃するように命令されている。複数の種類があり攻撃方法が異なる
Robot:腕から専用のレーザーを出して攻撃してくるロボット。警備用、メンテナンス用、戦闘用などが存在する
Protocol Droid:プレイヤーを見つけると接近し、自爆攻撃を仕掛けてくる
Midwife:元は人間だった女サイボーグ。指先からレーザーを出して攻撃する
Assassin:素早い身のこなしと、手裏剣状の武器による攻撃を得意とする
●レベル構成
01.Deck2 Medical Science
02.Deck1 Engineering
03.Deck3 Hydroponics
04.Deck4 Operations
05.Deck5 Recreation
06.Deck6 Command
07.Reckenbacker
08.The Body of the Many
09.Where am I ?
●マルチプレイ
修正パッチ v2.3を適用することによってマルチプレイが可能となる。モードはCooperative(協力プレイ)のみで、Deathmatchなどの対人戦はサポートしていない。最大4人まで同時にプレイすることができ、難易度は専用のものが適用される(ゲーム中のHardに近い)。接続する際は事前にHostがIPを参加者に伝え、クライアントがそのIPに接続する必要がある。マルチプレイとしては長いので、ゲーム中にSaveすることが可能。
●Dr. Janice Polito
シニア・システム・アナリストで、ゲーム開始時からプレイヤーにE-mailを送り続けて指示を出す女性。AIに関する深い知識を持ち、XERXESを管理するためにVon
Braunに乗り込んでいた。
●Dr. Marie Delacroix
FTLメカニズムを開発した女性の科学者。冷静で聡明。Von Braunの早過ぎる出航には当初から反対しており、航行中も度々TriOptimumの職員と衝突する。ログを残してプレイヤーを支援する。
●SHODAN
42年前のCitadel Stationの惨事を引き起こした人工知能。名前はSentinent Hyper-Optimized
Data Access Networkを略したもの。音声に女性の声を使用している。Edward Diegoと前作の主人公であるHackerの手によって倫理的制限を解除された際、自我を持ち暴走。Citadel
Station内の職員をサイボーグにして自らの配下とした。最終的にHackerの手で破壊されたはずだが…
●XERXES
舞台となる宇宙船、Von Braunを管理するコンピューター。SHODANの失敗を繰り返さないため、機能はかなり弱められており、暴走することはない。ただしセキュリティにもわざと穴を作られているため、運航中に何者かによって改変されるというトラブルも発生している。事件が発生したときには既にThe Manyに寄生された人間によって命令を全面的に書き換えられており、船内のセキュリティシステムを使って人間を殺し、The Manyを支援する敵対プログラムとして生まれ変わっていた。ちなみに「XERXES(ザクシズ)」という名前は、ペルシャの王「Xerxes(クセルクセス)」にちなんで名づけられている。
●The Many
Tau Ceti 5にて人類と接触した謎の知的生命体。その正体は貪欲な寄生生物であり、Von
Braun内の職員に寄生し、人間をThe ManyとのHybrid(混合体)へと変えていく。細い虫のような生物が体内に入り込むことによってその人物に寄生するが、完全に肉体を支配できるわけではなく、感情をコントロールしてThe
Manyのために働かせるように仕向けるようである。そのため寄生された人間は自らがThe
Manyの一部になったことに喜びを感じるようになり、知性はほとんど失われていないと思われる。うじ虫そのものはThe
Manyの一部に過ぎず、意思は全て本体によって統率されている。
●動作環境
| 必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
| OS | Windows 95/98 | - |
| CPU | Pentium 200 MHz | Pentium2 300 MHz |
| RAM | 32 MB | 64 MB |
| VRAM | 4MB PCI or AGP | 3dfx Voodooカード |
| HDD | 200 MB | 500 MB |
スペック面の問題は少ないのだが、Thiefシリーズと似た理由で上手くプレイできないことが多い。これに関してはWindows 2000/XPでの動作方法まとめを参照。
●入手状況
System Shock 2は著作権が複数の会社に分散している上に開発元の一つが倒産しており、これが原因かは明確でないのだが、有名作品であるにも関わらず再販版が出ていないという状況になっている。唯一確認できるのは"Rainbow
Entertainment"という会社から発売されているバージョンのみである(これがイリーガルなものであるかは分からない)。これには2枚のCDが含まれており、片方はオリジナル、もう片方はパッチなどを適用しているバージョンになっているようだ。つまりこのパッケージからは2つのコピーを同時に入手することができる。なお現在ではこのパッケージも見かけなくなっている。
販売代理店はつかなかったので国内版は存在しない。日本のオークションサイトでは滅多に見かけないが、eBayなら容易に入手することができる。このSystem Shock 2は発売当時は知名度が低かったものの、現在では情報サイトの活動や後継作BioShockの発売により日本でも知名度がかなり上がった。さらに国内で入手困難なため、国内オークションではプレミアがついていて定価以上の値段で取引される。2008年現在、中古の廉価版パッケージでも7,000
- 8,000円くらいの値がついている。海外では特に珍しいものでもないのでボックス版が普通に取引される。
ちなみに日本国内では一部で「System Shock 2がフリーになった」と騒がれていたが、これはフリーになったのではなくアバンドンウェアとしてDL可能にしていたサイトが存在するだけである。
●パッケージの種類
![]() |
![]() |
| 一番最初に出たBox版 | Box版のすぐ後に再販されたパッケージ |
![]() |
|
| 2003年頃に再販されたパッケージ | |
System Shock 2 (C) 1999 Looking Glass Studios. (C) 1999 Irrational Games.
All Rights Reserved.
Copyright© GAME LIFE 2004-2006 All rights reserved.