Splinter Cell: Chaos Theory 作品解説

Last Updated:2006.12.14
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【基本情報】

ゲームタイトル:
Tom Clancy's Splinter Cell: Chaos Theory
(トムクランシーズ・スプリンターセル: カオスセオリー)

プラットフォーム:XBOX/PC/PS2/GC/N-Gage
ジャンル:Third Person Shooter (Sneaking Action)
海外版発売日:2005.3.31
完全日本語発売日:2005.11.17
製作:Ubisoft Montreal
販売:Ubisoft

メディア:DVD 1枚
体験版:シングル用に1種類あり


【解説】

Splinter Cellシリーズの3作目となる本作だが、前作の発売から2ヵ月後にE3でデモンストレーションが行われるという異例のスピードでの発表となり、当事のファンを驚かせた。実はPandora Tomorrowとは別の、初代Splinter Cellを作ったチームが2作目の発売前から開発を始めていたのである。最初は「Splinter Cell 3」という名称だったが、2004年7月にサブタイトルは「Chaos Theory」に決定。なおGBA版は発売中止になってしまったようだ。

今回もマルチプレイモードは別チームが担当しており、新しく「協力プレイ」が加わった。サウンドはJesper Kydが担当し、彼は最近ではHitmanシリーズを全て担当していることで有名な人物であり、一昔前はGenesis(メガドライブ)ゲームの音楽を手がけていることで有名だった。物語の主要人物であるランバートの声優はDon Jordanに戻されている。完全日本語版の発売は結構早く、今回も担当はユービーアイソフトの日本法人。なおPC日本語版は家庭用版と違い、残酷表現に修正が加わっていないそうだ。

ゲームには前作からかなり追加要素が加わっている。

●装備
ミッション開始前に毎回「通常装備」「隠密装備」「戦闘装備」の3種類から装備を選ぶことができ、それぞれ初期状態のガジェット数、弾薬数が異なっている。

●騒音メーター
どれだけ周囲の音がうるさいかを現すゲージと、サム自身が発している音の両方が表示されるようになっている。周囲の音より低い音ならば敵に気がつかれることはない。

●接近攻撃
以前までは気絶攻撃だけだったが、完全に殺害することが可能となった。

●ハッキング
今までキーパッドや網膜照合センサーなどは全て一つの手段でしか突破できなかったが、ハッキングという新たな突破手段が用意されている。やり方は4つの数字がランダムに選出され、制限時間内にそれを探し出すというもの。時間制限を過ぎたり誤った答えを選択するとアラームが鳴ってしまう。一般に網膜照合センサーなどは制限時間が厳しく設定されている。

●OCP
正式名称「Optically Channelled Potentiator」。前作のレーザー照準の代わりにピストルにつけられた新機能で、一定時間電子機器(監視カメラ、照明など)をOFFの状態にすることができる。回数制限はなくリチャージすれば何度でも再使用可能。射程は無限で遠距離からでも正確に電子機器を停止させられる。協力プレイモードでは照準を向けている間しか機能しない。

●EMF
サムのトレードマークである三つ目ゴーグルに新たに加わったビジョン・モードで、電気の流れを視覚化して見ることができる。そのため敵や障害物に捉われず機械の位置を探知することができ、監視カメラの発見などに役立つ。

●ネックスナップ
パイプにしがみ付いた姿勢から真下にいる敵を締め付けて気絶させる新アクション。

●評価システム
目的をどれだけ達成したか、どれだけ隠密に行動できたかによって100%までの達成率が表示される。

その他の特徴としては、マップの自由度から今までよりかなり上がっており、場面によっては道をショートカットしたり、別ルートから回り込んだりといった選択をできるようになっている。またセカンダリオブジェクティブが追加され、それは完了しなくてもいい目的だがミッションの達成率に影響するようになっている。


【マルチプレイ解説】

Coopモード Versusモード

マルチプレイにはVersusとは全く別の新モードとして「協力プレイ(Coop)」が登場。こちらは主にシングルプレイモードをベースにしているが、プレイできるマップは完全にオリジナルのものを使用し、シングルのマップをプレイすることはできない。使用するキャラクターの能力はほとんどサム・フィッシャーと同様だが、専用の協力アクションを繰り出すことができる。

ミッションはデフォルトで4レベル、パッチを適用することによって6レベルまで用意されている。またCoopでは主に敵の攻撃力を左右するNornaml, Hard, Expertの難易度選択の他、敵を殺傷する武器を使えないEliteというモードが用意されており、上級者も楽しめる作りを意識している。ミッションによってはシングルプレイのミッションとストーリー的にリンクしているものもあり、サムとは別働隊の活躍を体験することができる。

Versusモードの方は前作と同じエンジンを使用しており、プログラムも別個のものとして立ち上がる。スパイと傭兵の2v2、スパイは目的の達成、傭兵はスパイの全滅を目指すというのは同じだが、ゲームルールは完全に変わっている。「Extraction(抽出)」、「Neutralization(中和)」、「Bombing(爆破)」の三つの目的をスパイが達成することで勝利となる「Story」。スパイチームがマップ中にあるディスクを全て集める「Disc Hunt」。お互いに殺しあう「Deathmatch」が用意されている。なおDeathmatchでは一部の武器とアクションが制限されている。


【動作環境】

必要動作環境 推奨動作環境
OS Windows 2000/XP -
CPU Athlon or Pentium3 1.4GHz Athlon or Pentium4 2.2GHz
RAM 256MB 512MB
VRAM 64MB 128MB
HDD 4.0GB -

前作までと違いWindows 98やMEは動作対象外となっている(実際に動くのかは不明)。動作環境はさらに上がっており、確かにグラフィックオプションをそれなりに満足なレベル(1024*768、各オプションONでAAはOFF程度)まで上げるには推奨環境くらいは欲しい。VGAの性能が非常に重要なゲームで、理想はVRAM 256MB以上。

プログラマブルシェーダ3.0に対応したカードを使っている場合のみ、ゲームオプションの「SM3.0」をONにすることができ、専用オプションを選択できるようになる。フルソフトシャドウやパララックスマッピングといったものをONにできるが、このモードで満足に動かすにはVRAM 128MBでは絶対に足りないであろう。少なくともSM3.0に対応したカードの中でも下位に属するGeforce6600GTでは満足なパフォーマンスを得られなかった。全ての設定をONにして30fps以上に保ちたい場合は「Pentium4 3.0GHz, RAM 1GB, VRAM256MB +Shader 3.0対応カード」を推奨しておく。


【修正パッチ】

v1.05までリリースされていて、Coopに2つのミッションを追加、各種バグ修正、All Seeing Eyeへの対応などが行われている。


【レベル】

Level 1 - LIGHTHOUSE
Level 2 - CARGO SHIP
Level 3 - BANK
Level 4 - PENTHOUSE
Level 5 - DISPLACE
Level 6 - HOKKAIDO
Level 7 - BATTERY
Level 8 - SEOUL
Level 9 - BATHHOUSE
Level10 - KOKUBO SOSHO


【登場人物】

●Sam Fisher (サム・フィッシャー)
NSAの内部組織「Third Echelon」の切り札とも言える最高のエージェントで、これまで影から数々の世界危機を未然に防いできた。ランバートとは昔からの知り合い。一人娘にサラがおり、深い愛情を持って育てている。身長は183cm、体重は88kg。

●Colonel Irving Lambert (アーヴィング・ランバート大佐)
NSAの内部組織「Third Echelon」の作戦コーディネーターで、活動中のエージェントの皮下に埋め込まれたマイクロチップによって常に連絡を取り合い、アドバイスをする。1961年、ノースカロライナ州バットケーブ生まれ。前作では声優は変更になったが、Chaos Theoryで再びDon Jordanに戻された(以後4作目も同じ)。

●Anna Grimsdottir (アンナ・グリムスドッティア)
NSAの内部組織「Third Echelon」に所属するコンピュータおよび信号諜報専門の女性技官。愛称は"Grim"。エージェントの通信をサポートしたり、コンピューター・セキュリティを破って情報を入手する役割を担っている。

●William Redding (ウィリアム・レディング)
NSAの内部組織「Third Echelon」に所属する工作員担当官であり、ウィルキスとコーエンの役割を引き継いで部隊に入った。ほとんど偏執的とも言える知識を持ち、あらゆる武器や兵器、車両、作戦などに精通している(オスプレイ機内に格納してある全ての備品の位置や重量まで言えるらしい)。

●Douglas Shetland (ダグラス・シェットランド)
過去に海軍特殊部隊"SEAL"でフィッシャーと共に戦い抜いてきた経験も持つ、非常に優秀な元軍人。過去に仲間の1人が味方の誤爆で死んでしまった際、スケープゴートとして裁判にかけられた経歴を持ち、無罪になったものの軍を除隊した。その後合法的な傭兵会社「ディスプレイス社」を創設し、巨大な企業へと成長させた。


【パッケージ】

詳しい理由は知らないのだが、発売した2005年のときから既にUK版の大暴落が起きており、あのSplinter Cellの新作だというのに新品が1980円〜2980円程度で市場に出回っていた。そのため現在でも海外版はかなり安く手に入ると思う。まだ廉価版は確認できていないが、既に「トリロジー」として1,2,3作目のセットが通常のゲーム1本分程度の価格で売られているので、入手は難しくないだろう。当事のVGAのバンドルゲームとしても定番だったので、DVD単品でオークションに出回っていることもある。


【体験版】

3D Gamers
4gamer.net
File Front
Game Spot

シングルプレイのデモが一つ出ている。マルチプレイのβデモもあったが現在はプレイできない模様(?)


【入手状況】

・取り扱っている通販店
Amazon.co.jp
GDEX
I Feel Groovy
パプリカ
メッセサンオーカオス館

【WIN】スプリンターセル3:カオスセオリー

*:現在3作がセットになった「トリロジー」と、1,2作目がセットになった「エスピオナージパック」が存在する。


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