Project I.G.I 作品解説

Last Update: 2007.12.22 / First Edition: 2007.12.22
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ゲームタイトル:
Project I.G.I (プロジェクト アイ・ジー・アイ)

プラットフォーム:PC
ジャンル:First Person Shooter
発売日:2000.12.15
製作:Innerloop Studios
販売:Eidos Interactive
ゲームエンジン:TerraForm Engine

メディア:CD-ROM
体験版:シングルデモ1本
最終バージョン:v1.0



●概要

Joint Strike Forceの開発元であるInnerloopが手掛けた"Thinking - Shooter(考えて行動するFPS)"。自社のFlight Sim用ゲームエンジンを流用し、広大なフィールドを活かしたタクティカルなFPSを目指して作られた作品である。また発売元のEidosは同年にDeus Ex, Daikatana, Hitman: Codename47, Thief 2などの大作を多数リリースしており、このProject I.G.Iも期待作の一つとして注目を集めていた。開発者たちは銃の再現度を高めるために実際に射撃場に何度も足を運んでおり、そのせいで開発が遅れたという逸話がある。IGIとは"I'm Going In"の略。



●ゲームプレイ

プレイヤーは元SAS隊員であるDavid Llewelyn Jonesとなり、米国対核テロリストチームに所属するAnyaから指令を受け、世界各地で単独の潜入任務を行う。難易度はEasy, Normal, Hardの3段階。ゲームの形態は一人称視点のいわゆるFPSだが、正面から敵と戦い続けるのは非常に厳しいバランスとなっており、敵の視線を避けながら潜入や狙撃を行うステルス系の内容になっている。銃器の再現度には非常に力を入れており、パッケージにも"Tested By Military. Used By You.(軍によってテストされ、あなたによって使われる)"と書かれている。

プレイヤーは敵地において、敵の視界に入らないように行動することによって敵との交戦を避けることができる。また音の出ない武器でこっそり敵を暗殺すれば騒がれることはない。しかし敵はプレイヤーを発見すると警報装置を鳴らして大挙して押し寄せてくるので、見つかってしまうと非常に不利になってしまう。また体力は有限で回復手段が非常に少なく、敵の攻撃を避けることも難しいため、戦闘を行いながら進んでいくことは根本的に不利な設計となる。

ステルス面の特徴としては、比較的リカバリーが容易である。警報装置を鳴らされても、プレイヤーの手でもう一度スイッチを押して止めれば警報を止めることができる。また監視カメラに発見されても即座に警報が鳴らされることはなく、すぐに隠れれば警戒されることはない(他の一般的なステルスゲームはこれができないことが多い)。アクションとしては敵地内にあるワイヤーを利用して一気に移動することなどができる。

操作性の特徴としては、梯子を上る、ワイヤーに掴まる、コンピューターを操作するといった動作を行える場所ではそのマークが出て、行動ボタンを押すことによって一時的に三人称視点に切り替わるというものがある。これによって一人称視点独特の視界の悪さ、操作のやりにくさがカバーされている。

なおシングルプレイのみでマルチプレイはつかない(Patchで対応するという話があったと思うのだが対応しなかった)。



●戦闘関連

ダメージ設定に関しては敵味方共にリアル寄りのバランスでシビアである。特にプレイヤーは回復手段がMedipackしかなく、その数がマップにほぼ1個しかない(全部使っても2/3回復する程度)ため、ダメージを受けることに関してはかなり神経質になる必要がある。ただMedipackはアイテムとして持ち歩くことができ、回復した分しか消費しないのでその点では融通が利く。敵は1人1人は確かに弱いのだが、とにかく数が多く大勢で攻撃してくるため、正面突破ではこちらのHealthがまず持たない。このバランスでセーブができないため、ミッションによっては10回以上のやり直しは覚悟しなければならない。

敵は足音に反応しないので、敵の背後に回って1人ずつKnifeで殺したりするとステルス状態を維持して進めることができる。その他には、基地の外や給水塔の上といった見晴らしの良い場所からの狙撃も非常に有効となる。初期装備となることの多いMP5がズーム機能を備えており、多少弾は散るがバースト射撃で撃ち続ければ反撃されずに遠距離から敵を倒していくことができる。スナイパーライフルとしてはDragunovを拾うことがあり、これはほぼ一撃で敵を倒すことができる。ただし狙撃可能な武器は弾がほとんど落ちておらず、遠くから倒しておける敵の数は限定される。そのため厄介な敵に絞って狙撃していくことが必要になる。死体から回収できる武器は基本的に音が大きくズーム機能のないAK47なので、大勢の敵と戦う場合はこれを使うしかない。



●ステルス

PDAを使って上空からの映像を拡大すると、建物の内部にいたとしても敵の位置と動きを正確に把握することができ、双眼鏡もズームすれば敵の位置が強調される高機能なものになっている。そのため屋外にいる敵に関しては、身をさらさなくてもほぼ完璧に行動パターンを知ることができる。

警報が鳴ったとき、敵は無限に沸く場合と数が限られている場合があり、無限沸きの場合は警報を止めない限り敵が出現するので手がつけられなくなる。ミッションによっては警報によって装甲車、戦車が出現する場合もあり、LAWのような対装甲用の武器を持たない場合は死活問題になる。



●敵AIの特徴

同時代の他のステルス系AIに比べ認識能力が低く、マイナスに評価されることが多い部分である。監視カメラは破壊すれば機能を停止させられるが、範囲内の様々な異変に気が付くので、監視カメラ同士がお互いを見張っているような状況では破壊するのが困難になる。こういう状況では無理に壊さず移動によってカメラを避けることが必要になる。



●設定項目

グラフィック、サウンドに関しては上の画像にある項目が全てでPC専用にしては非常に少ない。グラフィックは解像度の変更と大雑把なディテールをつまみで調整することしかできず、サウンドはボリュームの調整のみ。fpsは30が上限だが安定している。言語はマルチランゲージ対応となっており、ボイスは変わらないもののメニュー画面や字幕の文字が選択した言語に変わるようになっている。UK版で選択できるのは英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語。日本語版なら日本語表示になる。




●動作環境

必要動作環境 推奨動作環境
OS Windows 95/98/ME/XP -
CPU Pentium2 300MHz Pentium3 or AMD Athlon
RAM 64 MB 128 MB
VRAM 8 MB 16 MB
HDD 500 MB -

発売時期を考えると若干重めで快適な動作にはPentium3 500MHzくらいあったほうがいいらしい。ただこれに関しては現在は問題にならないだろう。Windows XPでも大体問題なく動作し、ゲーム終了時にエラーを吐くが実害はない。Nvidia Detonator/Forceware 23.11付近ではHUDや照準が表示されないというトラブルがあり当時問題になったのだが、最近のドライバでは修正されている。


●入手状況

完全日本語版が発売されていたが現在ではあまり見かけない。ただ現在でもSoldout Softwareから廉価版が発売されているし、中古市場でもそこそこ出回っているので、入手難易度は低い部類に入る。ストーリーはあるがそんな力の入ったものではないので、英語版でも問題ないように思える。ミッション中の会話は英語だと文字が細かいし少し分かり難いかもしれないが、いつでも目標を確認できるので何とかなるはず。

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●Demo版

ミッション1が全て収録されている。尺が短く遠距離から偵察・狙撃を行うような場面がないが、良質なミッションの部類でこれで内容を大体判断していい。

3D Gamers
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