Last Updated:2006.09.27
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【基本情報】ゲームタイトル: |
・変装しながら潜入するシステム
・よりステルスを重要視(全ミッションで完全隠密プレイが可能)
・NPCの警戒心の強さが分かる「警戒度メーター」を導入
・AIの能力を全面的に強化
・クリア後の評価システムを採用
・操作性やカメラワークなどの大幅な改善




Hitmanシリーズ大躍進のきっかけとなったのが本作「Hitman: Silent Assassin」である。前作は完成度がやや低く知る人ぞ知るマイナータイトルのような感じだったのだが、Hitman:SAはシステムを大胆に改良し、PCユーザー以上にPS2,XBOXといった市場でも大成功を収めることとなる(ちなみに海外ではなんとGC版も発売されている)。また日本のコンソール市場においても、一部に根強いファンがいるタイトルである。この作品だけで売り上げは全世界200万本を達成したそうだ。
成功の要因はなんといってもインターフェースの改善、前作でやや中途半端だったステルス要素を煮詰めなおし完全隠密を可能にしたレベルデザイン、AIの改良ではないかと思われる。操作性はPCでも家庭用機でも満足に動かせるように全面的に配置が見直され、また全てのミッションは最高称号「サイレントアサシン」でのクリアができるように作られている。画期的なのが警戒度メーターというシステムで、これにより変装している47を、その動き方などからNPCがどのくらい怪しんでいるかが分かるようになったのである。さまざまなトリックがマップ内に存在し、環境を利用してターゲットを無防備にできるようになったのも特徴的。
逆に欠点として挙げられるのは、コンソールとの融合による弊害(サウンドなど)や全体的に大人しい雰囲気になってしまった点である。特に全体の雰囲気は前作とは別物といえるほど変化している。また隠密と戦闘の両方を可能にしているが、戦闘では虐殺が可能なため皆殺しプレイが簡単過ぎるというのもよく指摘されている。
・基本的にステルスを重要視しているが、戦闘により目的を達成することも十分できる
・複数解に拘っており、全てのミッションで何通りかのクリア方法が存在する
・マップ内に仕込まれた要素を上手く組み合わせることでターゲットを殺せるパズル要素がある
・様々なクリア方法が考えられるためリプレイが高く、またリプレイもしやすいデザインになっている
●警戒度メーター
今作で最も特徴的なシステム。体力の下に黒いゲージが表示されており、NPCが47を怪しく思うとメーターが激しく振れ、色も黒から赤に変化するようになっている。人前で走り回る、他人にぶつかる、立ち入り禁止エリアに入るなどの不自然な行動を起こすとどんどん怪しまれるようになり、メーターが振り切れると敵は発砲してくる。また変装がバレている状態で見つかったりするといきなり振り切れてこれまた攻撃される。
●ミッション
・難易度は3段階から選択可能
・入手した武器なら自由に持っていくことができる
・報酬システムは廃止
・クリア後に発砲数などが記録され、称号が与えれる
・一度クリアしたミッションは自由に再チャレンジできる
最大の変更点は報酬システムがなくなったこと。47の所持金という概念が根本から消え去っており、クリア時に持っていた武器や特別称号で獲得したアイテムはアジトに保管されるようになる。またその武器は自由に全ミッションに持っていくことが可能である。難易度はNormal,Expert,Professionalの3段階から選択可能で、難易度が高いほど敵の警戒心などが強くなる。クリア後は発砲数や見つかった回数などが細かく表示され、それによって称号という形で内容が評価される。最高の称号は題名にもなっている「サイレントアサシン」。他には敵を殺しまくって強引にクリアすると「大量殺人鬼」、ある程度スマートに抜けると「掃除屋」など、かなりの種類が用意されている。
●ステルス
・前作同様、殺した人間の服装を奪って変装することができる
・変装している状態でも、走ったりしているところを見られると怪しまれる
・ピッキングや発砲といった行為を見られると変装はバレる
・AIは音に敏感に反応する。音がするとこちらを振り返って怪しむ
・忍び足やしゃがみ歩きなら完全に音を消すことができるが、移動速度が極端に遅い
・場所によっては持ち物検査があり、凶器を持っていると変装がバレる
・ジャンプなどはないが、軽い段差なら上ることができる
大体において現実世界と同じ常識が通用するようになっている。走っていると場所や難易度によっては即発砲という厳しいチェックになっており、銃を持った護衛が見張っている場所などは不自然のないように歩かなければならない。音の大きさは走り、歩きなどによって違い、ターゲットの背後に接近するためには忍び足を使う必要がある。場所によっては検査を行っており武器を持っていると正体がバレるが、探知機で検査しているところはそれに反応しない武器のみバレずに持ち運ぶことが可能。
●戦闘
・47の体力はゲージで表示される
・防弾チョッキやヘルスキットはなし
・弾は真っ直ぐ飛ばずランダムに軌道がずれる
前作では体力がMAX100で表示されていたが、今作ではゲージで表示されるようになり数値は曖昧になっている。また報酬システムがなくなったことで防弾チョッキの購入も不可能に。回復することも不可能。弾道は中心からある程度ランダムにずれるようになっているが、スナイパーライフルの弾は真っ直ぐに飛ぶので狙撃は難しくない。
●マップ
・マップを見ることによってNPCの位置が分かる
・難易度によってマップに表示されるNPCの種類が異なっている
・マップに「!」と書かれている場所に行くと、何かしらのアイテムやトリックが用意されている
マップに非常に多くの情報が表示されている。難易度Normalだと全ての人間の位置や視線が分かるので便利だが、難易度が高くなるにつれて表示される人数は制限されてしまう。またマップ上には任務の達成に便利なアイテムやトリックが隠されており、それらは!マークで表示されている。トリックとは例えばターゲットに盛るための毒や、おびき寄せるための罠などである。これによって最初のうちはマップをよく見て動きを研究することができる。
全20ミッションをエージェント47としてクリアしていく。各ミッションの合間に教会の小屋(アジト)にいくことができ、収集したアイテムの試し撃ちをすることができる。前作と同じでマルチプレイはなし。
日本でもかなりヒットした作品なのだが店頭ではあまり在庫を見かけない。ただ再販も何度かされており通販などで探してみればあっさり見つかるだろう。なおパッケージによっては「Hitman2」と書かれているものもある。完全日本語版が存在するがローカライズは非常に良好である。字幕でほぼ全て翻訳してあり、誤訳もとくにない様子。ただ残念ながらPCゲーム日本語版の常として既に販売はされていない模様。入手するとすれば中古ショップかオークションになるだろう。買うなら続編「Hitman: Contracts」の日本語版を買うと、オマケとしてSAの完全ヴァージョン(日本語版)がついてくるのでお得である。なお英語版には付属していない。
| ハードウェア | 動作環境 | 推奨環境 |
| OS | Windows 98/ME/XP | - |
| CPU | Pentium3 550Mhz以上 | Pentium4 1.5GHz以上 |
| RAM | 128MB以上 | 256MB以上 |
| VRAM | 16MB以上 | 32MB以上 |
| HDD | 700MB以上 | - |
NT系列はサポート対象外となっている。特徴としてはCPUの比重が高めであり複雑なAI処理を行うためにある程度のCPUが必要となる。ただしビデオカードのハードウェア処理は必要としていないゲームなので、バランス的にメーカー製PCでも動かしやすい部類に入ると思う。