Last Update: 2008.03.17 / First Edition: 2007.12.24
批評/HOME
![]() |
ゲームタイトル: |
●概要
Crytekのデビュー作となったステルスFPS。その前身は"X-Isle"という名前の恐竜が出現するFPS。その後ゲーム内容を大きく変更し、外界から隔絶された島で繰り広げられるサバイバルFPS"Far
Cry"が発売することとなった。このFar CryはX-Isleのときから技術デモとしての側面が大きく、ゲーム性に関してはさほど注目されていなかったのだが、2004年に発売されてからはDOOM
3, Half-Life 2といった大作FPSと互角に渡り合うほどの人気を見せ、「2004年の3大FPSの1つ」と呼ばれることもある。ゲームは発売から4ヶ月で730,000本を売り上げ(出荷数?)、現在では100万本を突破している。Ubisoftからゲーム中に広告が表示される無料フルバージョンが公開されていたが、元々北米限定であったので現在は日本からプレイはできない様子。
●X-Isle: Dinosaur Island
Far Cryの初期バージョンと言えるX-Isleが姿を見せたのは2000年9月とかなり古い。このゲームはGeForce
3の技術デモとしての意味合いが強かったが、内容はスクアッドベースのタクティカルFPSとなる予定だった。キャンセルされたので詳しいことは不明だが、突如として南海に出現した孤島へ調査に乗り出す国連部隊がプレイヤーの操るチームとなり、恐竜から進化した爬虫類人間と戦うというのが大まかなストーリー。公開されていたスクリーンショットには人型の敵はおらず巨大な恐竜しか見えないが、この恐竜に襲われると太刀打ちできないので、隠れてやり過ごす必要があったらしい。
しかし結局は2002年7月26日にFar Cryが正式アナウンスされ、このX-Isleはお蔵入りとなった。
![]() |
![]() |
●ストーリー
謎の経歴を持つ“ジャック・カーヴァー” 彼は世間から逃れるかのように、南太平洋でチャーターボートの船長をしていた。そんな彼の元に“ヴァレリー・コンスタンチン”と名乗る女性が現れる。彼女は彼のボートをチャーターし、ミクロネシアの海図にも載っていない静かな島に連れて行くよう依頼する。彼女を無事に島まで送り届けたジャックだが、いきなり何者かの攻撃を受けてしまう。
“ヴァレリー”は行方不明……ボートは沈没……外界から数千キロも離れた島を舞台に文明社会への生還を求めるジャックの孤独な戦いが始まる。
(メディアクエストの日本語マニュアルより引用)
●ゲームプレイ
プレイヤーはJack Carverとなり、島に隠された陰謀を暴き出し、生きてそこから脱出しなければならない。難易度はEasy,
Normal, Challenging, Veteran, Realisticの5種類。難易度の自動調整機能をON/OFFすることができ、ONにするとゲーム側がプレイヤーの苦戦を察知した場合に自動で難易度を下げてくれる。
基本スタイルはFirst Person Shooterなのだが、広大なジャングルに生い茂る草木の中に、実際にプレイヤーは隠れることができる。これによって敵をかく乱しながら戦闘をしたり、隠れたまま敵をやり過ごすといった行動を取ることができ、通常のFPSに“ジャングルを利用したステルス”を付加した内容となっている。マップは非常に広大なものの、一度ローディングした後はシームレスに移動することができるのが特徴。マップには多数の乗り物(ハンビー、ゴムボートなど)が配置されており、徒歩のみならずそれらの乗り物を活用することによって移動することもできる。

●設定項目

グラフィックは多くの項目をLow, Medium, High, Very Highの4段階で調整することができ、幅広いスペックのPCに対応している。サウンドに関してもBGMの質、スピーカー設定、ドップラー効果、EAXなどを個別に設定することができる。
●CryENGINE
フェイクを上手く使うことにより、広大なマップと多数のオブジェクトを描画しつつもパフォーマンスにそれほど大きな影響を与えず、尚且つ端からはディテールを減らしていないように見せている。最も特徴的なのはPolybumpと呼ばれる技術で、遠くに表示されるオブジェクトもバンプマッピング(平面に凹凸があるように見せる技術)を利用することで見た目を大して損なわずに負荷を大幅に軽減している。物理エンジンにも自前のものを使用し、オブジェクト同士がめり込まずに衝突し、相互に影響を与え合う様子を見ることができる。AIは周囲の状況に応じて臨機応変に自己判断できるのが特徴で、仮にパスを設定せずにマップに放った場合でも、配置されたオブジェクトに隠れながら攻撃する、といった行動を見せる。
![]() |
![]() |
| Polybumpのデモ。ポリゴン数を元(左半分)から1/100近く(右半分)に減らしても損失はこの程度で済む | |
●Sandbox
Far Cryのエディター。ゲーム感覚で直感的に扱えるのが特徴で、必要なものをクリック一発でレベル内に直に配置し、その画面のまま直接テストプレイを行うことなどができる。従来のエディターと比較して扱いやすく、オリジナルMAPやMod作品は非常に多く発表されている(もちろんちゃんとしたオリジナルレベルを作ろうとしたらそれなりの学習が必要となる)。実質的な続編となるCrysisにはSandbox 2が用意された。
●他機種版
Crytekはマルチプラットフォームでの展開を嫌う(性能の低いプラットフォームに合わせなければならないため、上位機種での質が落ちる)ため、オリジナルのFar
CryはPCでしかリリースされていない。その他の機種に対しては別会社が製作したバージョンがリリースされており、元のFar
Cryとはそれぞれ内容が全く異なる。
Instinctsでは、プレイヤーは高速移動や強烈な打撃などの数々の能力を使うことができる。XBOX
360で発売された"Far Cry Instincts: Predator"は"Instincts"と"Instincts:
Evolution"の2本を含んだもので、EvolutionはXBOX360用にグラフィックが大幅に強化されている。VengenceはWiiリモコンでの操作に対応。InstinctsシリーズとVengenceの製作は全てUbisoft
Montreal。
Paradice Lostはアーケードゲームとなっており、椅子付きの巨大な専用筐体でプレイすることになる。ガンコンを使うガンシューティングに分類されるのだが、一般的なガンコンと違い銃座のような作りになっており、ディスプレイに照準も表示される。専用筐体には2つの椅子がついており、同時プレイに対応している。開発はGlobal
VR。
| タイトル | 機種 | 発売日 |
| Far Cry Instincts | XBOX | 2005.09.27 |
| Far Cry Instincts: Evolution | XBOX | 2006.03.28 |
| Far Cry Instincts: Predator | XBOX 360 | 2006.03.28 |
| Far Cry Vengence | Wii | 2006.12.12 |
| Far Cry Paradice Lost | Arcade | 2007 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| Far Cry Instincts | Far Cry Instincts: Evolution | Far Cry Instincts: Predator | Far Cry Vengence |
●トリビア
●動作環境
| 必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
| OS | Windows 98SE/ME/2000/XP | - |
| CPU | Pentium3 1GHz or AMD Athlon 1GHz | Pentium4 2GHz or AMD Athlon 2GHz |
| RAM | 256 MB | 512 MB |
| VRAM | 64 MB | 128 MB |
| HDD | 4 GB | - |
発売した2004年の段階ではDOOM 3と並ぶ重量級タイトルであり、設定をある程度上げて快適に動作させるには推奨環境のPCでも力不足と言える。Pentium4 3GHz, RAM 1GB, GeForce 6600GT 128MBの環境では設定をHighにしても快適に動作する。Athlon64 X2 5600+, RAM 2GB, GeForce 7800GTX 256MBなら1280*1024のフルオプションでも100fps前後が安定して出る。OSはVistaでも起動はするらしい。
●入手状況と日本語版
ゲーム中に広告が表示される代わり、完全無料になったフルバージョンをダウンロードで入手することができるが、元々北米限定であったので現在は日本からプレイはできない様子。日本語版は最初にメディアカイトからメニュー・字幕が日本語表示されるものが発売され(キャンペーン価格版もあり)、英語と日本語を切り替えることができるので互換性にも問題がない。現在はイーフロンティアから日本語版の廉価版が発売されている。
日本語版
Amazon.co.jp
Far Cry (C) 2004 Crytek. All Rights Reserved. Published by Ubi Soft Entertainment.
Far Cry, Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubi Soft Entertainment
in the US and/or other countries.
Copyright (C) GAME LIFE 2004-2007 All rights reserved.